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「知らなかった...」では手遅れ。海外生産の落とし穴について。

更新日:3 日前

はじめに

SOLID DESIGN®は、完全国内生産を行っております。

そんな中、お客様へお見積りを提示した後に、「海外生産だともっと安くなりますか?」と質問を受ける事があります。

安さだけを優先するのであれば、答えは「Yes」です。

しかし、その安さと引き換えに、どれだけのリスクを伴うのか、お伝えしなくてはなりません。

当店がなぜ国内生産に拘るのか、以下の記事をお読み頂きご理解頂ければ幸いでございます。

「知らなかった」では済まされない事態にならないよう、​一読のほど頂きたく存じます。


 

「海外生産だと安くなりますか?」  と言うご質問について。


お見積りの際、「海外で生産したら、製品代が安なりますか?」と、度々質問を受ける事があります。

確かに、安くはなりますが、その安さと引き換えに、どれだけのリスクを背負うことになるか、実際に起こりうる落とし穴をお伝え致します。

※注意点※

海外生産のリスクや事実をお伝えするもので、海外製品を批判するものではございません。予めご了承くださいませ。


 

某大手メーカーが、 海外生産できる理由。


ポ〇モンをはじめとする、某大手メーカーが製造するソフビ人形には、MADE in Chinaと刻印が打たれています。

それを引き合いに、「海外の生産は高リスクとは言われているけれど、ポ〇モンは海外製で、ちゃんと世に出回ってますよね?」とおっしゃる方がいらっしゃいます。

それを可能にしているのは、自社工場を持っているからなのです。

人件費のコストを下げ大量生産を行い、工場には必ず日本人が常駐し、製品の質を下げないよう運用をしています。

このようにシステムがしっかり整った環境なので、安くてクオリティも安定した商品が提供できています。

正に、大手企業だから成せる業。


自社工場を持たず、信頼のおける製造工場にツテが無い限りこうはいきません。


 

安さと引き換えに抱える

予想もしなかった、大きなリスク。


一方、製造だけを行う小さな中国の工場では、安い金額に見合わないほどの大きなリスクがあり、近年でもその被害に合われてる方の声をXなどで見る事は珍しくありません。



上記の記事は2023年のとあるポストです。


ポストの内容で匂いについて書かれていますが、これは安価な材料を使う時に出る異臭です。


実際そういった素材には毒性もあり、アメリカでは事件になった程です。



上記の記事の写真で、質の違いが見て取れます。


ボソボソとした仕上がりになるのは、先にも上げた安価な素材を使っている事と、製造過程で室温などの環境が整っていない事が挙げられます。


こうなってしまっては、彩色も綺麗に乗りません。もしその状態で販売したとしても購入者からのクレームに繋がり兼ねません。

このような問題は昔から変わらず、今でも日常的に行われていて、アメリカや、中国人ですら知っている為、Made in Chinaへの警戒は常識となっています。


それは、日本人が認識している以上だと考えても過言ではありません。


この様な問題を知っている海外勢は、信用のおけるMade in Japanにしたいがために、わざわざ日本へ来てソフビ作る事は珍しくありません。

当店でも、中国や韓国の方からご依頼やご相談を受けた事は何度もあります。

それだけ、この海外生産は、素人が踏み込むにはリスクが大きい事をご理解頂き、当店が国内生産を強く推奨する事へのご了承を頂けますと幸いです。


 

偽物(パチモン)製造のリスク。

この偽物の流通も、海外の工場では日常的に行われています。

工場では“昼の部”と“夜の部”と言うものが存在していることは、ご存じでしょうか?


“昼の部”は、日本人の重役に管理された工場でも、日本人が居なくなる“夜の部”で、従業員がこっそり工場を動かし、小遣い稼ぎの偽物を作る流れが出来ています。

小遣いと言ってもかなりの数が生産される為に、一度出回ると正規の商品は売れなくなるなるという、最悪なリスクを追うことになります。

中国ではパチモン文化が当たり前で、空港でも堂々とポ〇モンの偽物がセットで売られています。

それも、困ったことに、​ちゃんと需要があるのです。

安いと言う事だけで、海外生産へ乗り出し金型を盗まれたり、素体が届かなかったり、船便なので予定よりも大幅に到着が遅れたりなど、トラブルになっているソフビ作家さんは沢山いらっしゃいます。

ソフビに限らず、ファッションやアクセサリー、その他の商品を海外生産すると同じリスクがあるので注意が必要です。

運が悪かった、知らなかったでは、取り返しのつかない大損をきたす自体となりまので、​必須項目として述べて参りました。

​ここまでお読み頂きまして、誠にありがとうございます。

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